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WordPressでCloudflare Error 1033が出るときの直し方|Tunnel・cloudflaredの確認順

Cloudflare Tunnelで公開しているWordPressに「Error 1033: Cloudflare Tunnel error」と表示され、外部からアクセスできなくなることがあります。サーバーを再起動した後、cloudflaredを更新した後、社内ネットワークやファイアウォールを変更した後に起こりやすいエラーです。

Error 1033は、Cloudflareネットワークがトラフィックを渡せる正常なcloudflaredコネクターを見つけられない状態です。WordPressのPHPやデータベースを調べる前に、Tunnelの状態、cloudflaredサービス、ホストの稼働、DNS、外向き7844番ポートを確認します。

ログを保存せず、cloudflaredの削除・再登録やTunnelの作り直しから始めないでください。資格情報、DNSルート、サービス設定まで変わり、元の停止原因が分からなくなります。現在の状態と時刻を残し、停止した一段だけを直します。

先に結論:Error 1033は8段階で確認する

  1. エラーURL、時刻、Ray ID、画面全体を保存する
  2. CloudflareのNetworking > Tunnelsで対象Tunnelの状態を確認する
  3. Healthy・Inactive・Down・Degradedのどれかを記録する
  4. cloudflaredのサービス・プロセスとホストの稼働を確認する
  5. 停止前後のcloudflaredログを保存する
  6. DNS解決と外向き7844番のUDP・TCPを確認する
  7. 原因箇所だけを修正し、TunnelがHealthyへ戻るか確認する
  8. WordPress、管理画面、SSL、外部連携、再発の有無を確認する

Tunnel自体は接続済みで、cloudflaredからローカルのWordPressへ届かない場合は1033ではなく502になることがあります。画面が502なら、WordPressの502 Bad Gatewayを直す確認順も使い、Tunnelの外側と内側を分けてください。

Cloudflare Error 1033とは?

Cloudflare公式のError 1033では、Cloudflareネットワークがトラフィックを受け取れる正常な`cloudflared`インスタンスを見つけられず、TunnelがCloudflareへ接続されていない状態と説明されています。

Cloudflare Tunnelでは、オリジンサーバー側のcloudflaredがCloudflareへ外向き接続を作ります。閲覧者からサーバーへ直接ポートを公開しなくても、Cloudflareから既存のTunnelを通してWordPressへ到達できます。したがってcloudflaredが停止すると、Cloudflareは接続先を失います。

1033の時点では、要求がローカルのNginx、Apache、PHP、WordPressへ届いていない場合があります。WordPressのログに記録がないことだけで、WordPressが壊れたとは判断できません。Tunnel状態とcloudflaredログを優先します。

Cloudflareネットワークから切断されたTunnelコネクター

1033とTunnel経由の502の違い

表示接続が止まる場所最初に見る場所
Error 1033Cloudflareとcloudflaredの間Tunnel状態、cloudflared、ネットワーク
Tunnelの502cloudflaredとローカルサービスの間ingressのURL、プロトコル、ポート、WordPress側
Cloudflare 523通常のオリジンIPへの経路DNSのIP、ルーティング、ファイアウォール
Cloudflare 522通常のオリジンへの接続待ち負荷、遮断、経路、接続応答

Cloudflare Tunnelの公式トラブルシューティングでも、1033はTunnelがCloudflareへ未接続、502はTunnel接続後にcloudflaredがローカルのオリジンサービスへ届かない状態として区別されています。

Cloudflare Tunnelを使わず、通常のDNSレコードでオリジンIPへ接続しているサイトでは、523や522の確認が中心です。Cloudflare 523の確認手順Cloudflare 522の確認手順を使い分けてください。

Tunnelの4つの状態を読み分ける

状態意味優先する確認
HealthyTunnelが稼働し、Cloudflareへ接続1033が続くなら対象ホスト・Tunnel違いを確認
Inactive作成済みだがコネクターが一度も接続していないcloudflaredのインストールと起動
Down以前は接続したが現在は停止サービス、ホスト停止、直前の変更
Degraded稼働中だが一部接続に失敗ログ、ファイアウォール、接続先IP・ポート

Cloudflare公式ではHealthyなTunnelがグローバルネットワークへ複数接続を持つと説明しています。Degradedは完全停止ではありませんが、接続がさらに失われるとDownになる可能性があります。表示できている間にログとネットワーク変更を確認します。

WordPressでError 1033が出る主な原因

1.cloudflaredサービスが停止している

OS再起動後に自動起動しなかった、更新でサービス設定が変わった、プロセスが異常終了した、手動実行のターミナルを閉じたなどでcloudflaredが停止します。TunnelがDownなら最初にサービスとプロセスの状態を確認します。

2.cloudflaredを動かすホストが停止・切断している

サーバー、NAS、仮想マシン、コンテナ、社内PCなど、コネクターを動かす機器自体が停止している場合があります。電源、OS、ネットワークインターフェース、デフォルトゲートウェイ、時刻同期を確認します。

3.DNSでTunnel接続先を発見できない

cloudflaredはCloudflare Tunnelの接続先をDNSで発見します。ローカルDNSがSRVレコードを処理できない、社内DNSが遮断する、コンテナ内のDNSが応答しない場合、ログにedge discoveryやDNS query failedといった記録が残ります。

4.外向きUDP 7844番が遮断されている

cloudflaredがQUICでCloudflareへ接続する際は、外向きUDP 7844番を使います。ファイアウォール、セキュリティグループ、社内プロキシの変更後にQUICハンドシェイクがタイムアウトすることがあります。

5.TCP 7844番も遮断され、HTTP/2へ切り替えられない

Cloudflare公式によると、QUIC接続が失敗するとcloudflaredはHTTP/2 over TCPへ自動的に切り替えます。しかし外向きTCP 7844番も遮断されていると、どちらのプロトコルでもCloudflareへ到達できず、TunnelがDownになります。

6.資格情報・トークン・設定ファイルが読めない

サービス実行ユーザーの変更、ファイル移動、権限変更、コンテナ再作成などで、cloudflaredが資格情報や設定ファイルを読めなくなる場合があります。ファイルを公開共有せず、ログに表示されたパスとサービスの実行ユーザーを確認します。

7.古いcloudflaredや更新失敗が残っている

Cloudflareのトラブルシューティングは、多くの問題がcloudflaredの最新版への更新で解決すると案内しています。ただし本番で即時更新する前に、現在のバージョン、変更履歴、対応OS、ロールバック方法を確認します。更新後はサービス状態とログを確認します。

8.対象ホストが別のTunnelや削除済みルートを参照している

複数Tunnelを運用していると、調べているTunnelはHealthyでも、問題の公開ホストが別のDown状態のTunnelへ向いていることがあります。公開ホスト名、DNSルート、Tunnel ID、コネクター名を対応させます。

変更前に保存する情報

  • Error 1033の画面、URL、Ray ID、時刻、タイムゾーン
  • 対象の公開ホスト名とTunnel名・ID
  • Healthy・Inactive・Down・Degradedの現在状態
  • cloudflaredのバージョン、実行方法、サービス状態
  • 停止前後のcloudflaredログ
  • コネクターを動かすホスト、OS、コンテナの稼働状態
  • 直前の再起動、更新、DNS、ファイアウォール変更
  • 複数コネクターやレプリカの有無

ログや設定を共有するときはTunnelトークン、証明書、秘密鍵、APIトークン、内部の認証情報を隠します。Tunnelトークンを知る第三者はコネクターを起動できる可能性があるため、公開掲示板や画像へ載せてはいけません。

Tunnel状態とログで停止場所を確認する

CloudflareダッシュボードのNetworking > Tunnelsで、対象ホストに対応するTunnelを開きます。コネクターが複数ある場合は、全体がDownなのか、一部だけDegradedなのかを確認します。表示名だけでなくTunnel IDも照合します。

次に、cloudflaredを動かすホストでサービスとプロセスを確認します。管理権限が必要な操作は、サーバーのOSと導入方法に合う公式手順を使います。見慣れないコマンドを本番へ貼り付ける前に、管理者へ確認してください。

ログでは、最初に現れたエラーと、その直前のネットワーク・認証・停止メッセージを見ます。再試行メッセージだけを追うのではなく、DNS resolution、QUIC、TCP、credential、permissionなどの語と時刻を確認します。

ログの傾向疑う場所次の確認
edge discovery・DNS query failedローカルDNSSRV応答、リゾルバー、UDP 53
Failed to dial a quic connectionUDP経路外向きUDP 7844、FW
DialContext・TCP timeoutTCP経路外向きTCP 7844、経路
credential・permission資格情報と実行ユーザーファイルパス、権限、サービス設定
process stopped・crashcloudflared・OSサービス、更新、メモリ、再起動履歴

公式のTunnelトラブルシューティングでは、DNS解決失敗、QUICのUDP 7844番、HTTP/2のTCP 7844番をログから区別する具体例が示されています。自分のログに一致する段だけを確認します。

cloudflaredの接続状態を点検する奥行きのある機関室

原因別の安全な直し方

1.Inactiveなら正しいコネクターを導入・起動する

InactiveはTunnelを作成したものの、cloudflaredが一度も接続していない状態です。Cloudflareダッシュボードで対象Tunnelを選び、OSに合う公式の導入手順を確認します。別Tunnelのトークンを使わないよう、Tunnel IDを照合します。

2.Downならサービスとホストを復旧する

以前は接続していたDownでは、cloudflaredサービス、サーバー電源、仮想マシン、コンテナ、ネットワークを確認します。再起動する前にログを保存し、停止理由が更新、権限、メモリ、ネットワークのどれかを確認します。

サービスを再起動してHealthyに戻っても、原因を記録しなければ再発します。自動起動設定、監視、ログ保存、ホストのリソース不足まで確認してください。

3.Degradedなら失敗した接続だけを調べる

Degradedでもトラフィックを処理できる場合があります。稼働中の接続を全停止せず、失敗したコネクター、接続先IP、プロトコル、時刻をログで確認します。複数レプリカがあれば、問題のホストやネットワークを分けます。

4.DNS解決をローカルホストで確認する

DNSエラーがある場合は、cloudflaredを実際に動かしているホストまたはコンテナから、公式が示すTunnel接続先のSRVレコードを確認します。別のPCで解決できても、コンテナ内や社内DNSだけ失敗していることがあります。

ローカルDNSだけが失敗する場合は、リゾルバー、`resolv.conf`、DockerやKubernetesのDNS、外向きUDP 53番の遮断を管理者と確認します。公開DNSへ無断変更すると社内名前解決へ影響するため、環境の方針に従います。

5.UDP・TCP 7844番の外向き通信を許可する

QUICのタイムアウトなら外向きUDP 7844番、TCPタイムアウトなら外向きTCP 7844番を確認します。Cloudflareが案内するTunnelの宛先IP範囲とポートだけに限定し、受信ポートを広く公開する必要はありません。

UDPを許可できない環境ではcloudflaredがHTTP/2へ自動フォールバックします。ただしTCP 7844番まで閉じていれば接続できません。プロトコルを強制する前に、ネットワーク方針とログのフォールバック記録を確認します。

6.cloudflaredを計画的に更新する

古いバージョンならCloudflare公式の更新手順と変更履歴を確認します。本番更新前に、現在版、設定ファイル、サービス定義、ロールバック手順を保存します。更新後はバージョン、サービス自動起動、Tunnel状態、ログを確認します。

7.資格情報のパスと実行ユーザーを合わせる

設定ファイルやcredentials-fileが見つからない場合は、cloudflaredサービスがどのユーザーで動き、どのパスを参照しているかを確認します。ファイル権限を無条件で緩めず、必要なサービスユーザーだけが読める状態にします。

暗号化されたCloudflare Tunnelが正常復旧した地下経路

やってはいけない対処

  • ログを保存せずサービス再起動だけを繰り返す
  • Tunnel、DNSルート、コネクターを一度に削除して作り直す
  • Tunnelトークンや資格情報を公開掲示板へ貼る
  • 原因不明のままファイアウォールを全開放する
  • 外向き通信の問題なのに受信ポートをインターネットへ公開する
  • 別Tunnelのトークンでコネクターを起動する
  • 設定ファイルの権限を誰でも読める状態にする
  • WordPressのDB初期化や再インストールから始める

Cloudflare Tunnelの利点の一つは、オリジンへ直接の受信ポートを公開せず接続できることです。1033を直すためにルーターやサーバーの受信ポートを広く開けると、本来の防御設計を崩します。

復旧後の確認項目

  • 対象TunnelがHealthyになり、全コネクター状態を確認した
  • トップ、投稿、固定ページが外部回線から開く
  • `/wp-admin/`へログインし、保存と画像アップロードができる
  • 証明書、HTTPS、www有無の転送が正常
  • REST API、フォーム、Webhook、Cronが動く
  • ローカルオリジンへ余計な受信ポートを開けていない
  • cloudflaredの自動起動、監視、ログ保存が動く
  • 一定時間後とホスト再起動後も1033が再発しない

TunnelがHealthyなのにWordPressへ届かない場合は、ingressのサービスURL、`http`と`https`、ポート、ローカルサービスの待受を確認します。この段階で502が出るなら、問題はcloudflaredとWordPressの間へ移っています。

検索への影響と復旧後の対応

GoogleのHTTPステータス資料では、5xxが返るとクロール速度が落ち、継続するとURLがインデックスから外れ得ることが説明されています。1033画面の実際のHTTPステータスと継続時間を記録します。

短時間で復旧した場合は、主要URLの200応答とサイトマップ取得を確認します。長時間続いた場合は、Search Consoleのクロール統計、ページのインデックス登録、主要URLの検査を順に確認します。エラーが残るURLだけを優先します。

それでも直らないときの問い合わせ情報

  • 対象ホスト、Error 1033画面、Ray ID、発生時刻
  • Tunnel名・IDとHealthy・Inactive・Down・Degradedの状態
  • cloudflaredのバージョン、OS、導入方法
  • 認証情報を除いた停止前後のログ
  • ホスト、仮想マシン、コンテナの稼働状態
  • DNS、UDP 7844、TCP 7844の確認結果
  • 直前の再起動、更新、FW、ネットワーク変更
  • 複数コネクターやレプリカの構成

ホスティング会社や社内ネットワーク管理者には、外向き7844番のUDP・TCPと宛先範囲を確認したいことを伝えます。CloudflareへはTunnel ID、状態、時刻、機密情報を除いたログを渡すと切り分けしやすくなります。

よくある質問

cloudflaredを再起動すれば直りますか?

一時的なプロセス停止なら戻る場合があります。ただしDNS、7844番遮断、資格情報、古いバージョンが原因なら再発します。再起動前にログを保存し、再起動後も原因と自動起動を確認してください。

ポート443を開ければ直りますか?

1033の第一確認はcloudflaredからCloudflareへの外向き7844番です。オリジンの受信443番をインターネットへ広く開けることは、Tunnelの復旧条件ではありません。環境のネットワーク方針に従ってください。

TunnelがHealthyなのに1033が出るのはなぜですか?

確認しているTunnelと、問題の公開ホストが参照するTunnelが異なる可能性があります。公開ホスト、DNSルート、Tunnel IDを照合します。反映待ちや一部コネクターだけの断続障害も、時刻を合わせて確認します。

WordPressのデバッグはいつ行いますか?

TunnelがHealthyに戻り、要求がローカルサービスへ届いた後もWordPressだけで問題が続くときです。バックアップまたはテスト環境を用意し、WordPress公式のデバッグ手順に従い、本番画面へログを表示し続けないようにします。

まとめ

Cloudflare Error 1033は、Cloudflareネットワークが正常なcloudflaredコネクターを見つけられず、Tunnelを通してWordPressへ要求を渡せない状態です。最初にTunnelの状態を読み、Inactive、Down、Degradedの意味に沿って確認します。

現在のログを保存し、cloudflaredサービス、ホスト、DNS、外向きUDP・TCP 7844番、資格情報の順に一項目ずつ調べてください。Tunnelを作り直す前に停止した段を直し、Healthy復帰、WordPress表示、防御設計、自動起動まで確認すれば、安全に再発防止へつなげられます。

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