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WordPressでCloudflare Error 1004が出るときの直し方|ホスト・DNS設定の確認順

Cloudflareを利用しているWordPressで「Error 1004: Host Not Configured to Serve Web Traffic」が表示されたら、対象ホストがCloudflareでWeb配信できる状態になっているかを確認します。

Cloudflare公式が挙げる主な原因は、DNS変更の未反映、AレコードがCloudflare IPを指す状態、乱用・利用規約違反を理由とするCloudflare側のプロキシ無効化です。WordPressのテーマやプラグインを先に止めるエラーではありません。

DNS値やゾーンを推測で作り直す前に、エラー画面、Ray ID、発生時刻、Zone status、対象レコードの現在値を保存してください。設定が正しくても1004が5分を超えて続く場合は、公式案内に従ってCloudflare Supportへ連絡します。

先に結論:Error 1004は8段階で確認する

  1. 1004の画面、完全なURL、Ray ID、発生時刻を保存する
  2. 発生から5分以内か、5分を超えているか確認する
  3. 正しいCloudflareアカウント・ゾーンを選ぶ
  4. Zone statusがActiveか確認する
  5. 対象A・AAAA・CNAMEのType、Name、Content、Proxy statusを保存する
  6. ホスティング会社の正しいオリジンと照合する
  7. 直前のDNS・ネームサーバー・アカウント通知を確認する
  8. 原因だけを直し、必要なら証拠を添えてSupportへ連絡する

A・AAAA・CNAMEのContentが禁止・制限IPを指している場合は、Cloudflare Error 1002のDNS確認手順を併用します。IPをURLとして直接開いた場合は、Cloudflare Error 1003のアクセス先確認手順へ進んでください。

Cloudflare Error 1004とは?

Cloudflare公式のError 1004は、ホストがWebトラフィックを配信するよう構成されていないことを示すエラーです。Cloudflareへ要求は届いても、そのホストを正常なWebサイトとして処理できる状態になっていません。

公式が挙げる原因運営者が最初に見る場所基本対応
DNS変更がまだ反映されていない変更時刻、現在値、Zone status重ねて変更せず経過と状態を確認
AレコードがCloudflare IPを指すDNS RecordsのContent正式なオリジンIPへ修正
Cloudflare側でプロキシが無効化されたアカウント通知、監査ログ、Support理由を確認し是正・連絡

公式の解決欄は、問題が5分を超えて続く場合にCloudflare Supportへ連絡するよう案内しています。ただし、これは「すべてのDNS・ネームサーバー変更が5分で世界中へ反映する」という意味ではありません。設定変更の種類、Zone status、公式のSupport目安を分けて判断します。

1002・1003・1034・1018/1023との違い

藤色の保管棚でホスト用の窪みだけが空いている場面
表示問題の中心最初の確認
1004ホストがWeb配信用に構成されていない経過時間、Zone、DNS、通知
1002DNSが禁止・制限IPを指すA・AAAA・CNAME Content
1003Cloudflare IPをURLとして直接開いた完全なURL、アクセス元
1034制限Edge IPとアカウント・SaaSホストの不一致Edge IP、Custom Hostname、権限
1018/1023ゾーンやプランの状態に問題があるアカウント、ゾーン、プラン
1001要求ドメインを解決できない権威DNS、CNAME、ホスト名

Edge IPやCloudflare for SaaSの利用権限が中心なら、Cloudflare Error 1034のEdge IP確認手順を使います。ゾーン・プラン状態の別エラーなら、Cloudflare Error 1018・1023の確認手順で状態を比較してください。

Supportを見据えて変更前の証拠を保存する

パウダーブルーの棚に形の異なる無地の標本が整然と並ぶ場面

1004にはCloudflare側の状態が関わる場合があり、運営者の画面だけでは原因を確定できないことがあります。Cloudflare公式のトラブル情報収集ガイドも、十分な情報を集めてSupportへ渡す重要性を説明しています。

  • Error 1004の文言が読める画面全体
  • 失敗した完全なURLと対象ホスト名
  • Ray ID、発生時刻、タイムゾーン
  • 最初に確認した時刻と5分後の再確認結果
  • Cloudflareのアカウント名、ゾーン名、Zone ID
  • Zone statusとプラン
  • A・AAAA・CNAMEのType、Name、Content、Proxy status、TTL
  • ホスティング会社が指定する正式なオリジンIP・CNAME
  • 直前のDNS・ネームサーバー・サーバー移行の変更日時
  • Cloudflareから届いたメール、通知、監査ログ
  • ルート、www、サブドメインの影響範囲
  • 別回線・別端末・標準のHTTPS要求での再現結果

発生から5分以内かを確認する

DNSレコードを保存した直後やゾーン設定を変更した直後なら、同じ設定を何度も上書きせず、変更時刻と現在値を保存してから標準のドメインURLで再確認します。短時間に複数の値へ変えると、どの変更が有効だったか分からなくなります。

1004公式ページの目安は「問題が5分を超えて続く場合はSupportへ連絡」です。一方、レジストラでネームサーバーを変更してCloudflareを新規導入する作業は、Cloudflareのセットアップ資料で最大24時間待つ場合があると案内されています。

変更見る状態判断
既存ActiveゾーンのDNSレコード変更現在値、変更時刻、1004継続時間5分超なら証拠を添えてSupport
新規導入のネームサーバー変更Zone status、レジストラのNSActiveになるまでの反映も考慮
Cloudflareから制限通知があるメール、通知、監査ログ待機ではなく理由確認とSupport

時間だけで原因を決めず、どの変更を行い、現在のZone statusとDNS Contentがどうなっているかを組み合わせて判断してください。

正しいアカウント・ゾーン・Zone statusを確認する

複数アカウントを使っていると、同じドメインの古いゾーン、移行前アカウント、テスト用ゾーンを見ていることがあります。レジストラに登録された権威ネームサーバーと、Cloudflareの対象ゾーンに割り当てられたネームサーバーを照合します。

Cloudflare公式のZone statusでは、Activeはネームサーバー変更などが認証され、Cloudflare経由でプロキシできる状態です。Pending Nameserver UpdateはCloudflareの割当ネームサーバーがDNSへ応答しても、ゾーン自体はActiveでなく、プロキシへ使えないと説明されています。

  • 対象ドメインを管理する正しいCloudflareアカウントか
  • Zone statusがActiveか
  • Pending、Moved、Deletedなど別状態になっていないか
  • レジストラのネームサーバーが割当値と完全一致するか
  • 古いDNS事業者のネームサーバーが混在していないか
  • パートナー経由Cloudflareで管理場所が別になっていないか

ゾーンやプラン状態の問題が別のエラー番号で表示されている場合は、画面の番号を優先します。1004という数字だけを手掛かりにゾーンを削除・再追加しないでください。再追加すると割当ネームサーバーが変わる場合があり、復旧範囲が広がります。

DNS RecordsのContentを正規オリジンと照合する

Cloudflare公式は1004の原因として、サイト所有者のDNS AレコードがCloudflare IPを指す場合を挙げています。一般的なWordPressでは、AレコードのContentにホスティング会社が指定する実オリジンIPv4、AAAAには正式なIPv6、CNAMEには提供会社が示す正式なホスト名を設定します。

Proxy statusがProxiedなら、公開DNSはCloudflare Anycast IPを返します。これは通常動作です。公開DNSで見えたIPと、Cloudflare DNS画面に保存されているContentを混同しないでください。

dig NS example.com +short
dig A example.com +short
dig AAAA example.com +short
dig CNAME www.example.com +short

example.comは実際のドメインへ置き換えます。この結果は権威DNSと公開経路を確認する材料です。Cloudflare DNSのContentへ入力すべき値は、ホスティング会社の契約・サーバー情報とCloudflare管理画面で確認します。

Cloudflare IP一覧や公開DNSの結果から任意のIPを選び、Aレコードへ入れないでください。CloudflareのエッジIPは訪問者を受ける側であり、一般的なWordPressの実オリジンIPではありません。

Cloudflare側でプロキシが無効化された可能性を確認する

Cloudflare公式は、乱用または利用規約違反を理由にCloudflareスタッフがそのドメインのプロキシを無効化した場合も1004の原因に挙げています。このケースは、DNS値を別のCloudflare IPへ変える、別ゾーンを作るといった操作で回避するものではありません。

  • アカウントの通知と登録メールアドレスを確認する
  • 直前に届いた乱用・規約・セキュリティ関連の連絡を保存する
  • 監査ログで誰が何を変更したか確認する
  • サイトの公開内容、転送、ファイル配布、外部委託先を確認する
  • 問題の是正内容と再発防止策を整理する
  • Ray ID、Zone ID、発生時刻、現在設定を添えてSupportへ連絡する

理由を確認できないまま回避策を重ねると、規約上の問題が残るだけでなく、DNS・証明書・WordPress URLまで壊す恐れがあります。アカウント所有者とCloudflare Supportの正式な案内を優先してください。

原因別の安全な直し方

正しい部品が藤色の窪みに収まり入口が柔らかく照らされた場面

正しいDNS変更の直後だった

変更前後の値と時刻を保存し、重ねて変更せず標準のHTTPSドメインで再確認します。既存Activeゾーンで1004が5分を超えて続くなら、Ray IDと設定を添えてSupportへ連絡します。ネームサーバー変更中なら、Zone statusがActiveになる条件も確認してください。

AレコードがCloudflare IPを指していた

ホスティング会社に正式な実オリジンIPを確認し、原因となるAレコードのContentだけを修正します。ルートとwww、AとAAAA、同名の複数レコードを一覧にし、古い値が残っていないか確認します。公開DNSで返ったCloudflare IPを修正値に使いません。

間違ったアカウント・古いゾーンを見ていた

レジストラの権威ネームサーバーと割当値が一致するアカウントへ戻り、そこでZone statusとDNSを確認します。古いゾーンをすぐ削除せず、どのアカウントが本番を配信しているか確定してから整理します。外部制作会社や退職者のアカウントにある場合は、所有権と権限移管を先に解決します。

Cloudflare側の無効化が疑われる

通知内容を読み、該当する公開内容や設定を是正したうえでSupportへ連絡します。別アカウント、別IP、別ゾーンで制限を迂回しません。Cloudflare Supportは安全・責任上、顧客に代わって設定を変更できないと公式資料にあるため、運営者側の確認結果と実施した是正を具体的に伝えます。

原因が1002・1034・1001へ変わった

新しく表示された番号を優先して切り分けます。禁止IP・制限IPなら1002、Edge IPやSaaS権限なら1034、要求ドメインのDNS解決失敗ならCloudflare Error 1001のDNS確認手順を使います。1004を消すために変更を重ね、新しいエラーを隠さないでください。

修正後の確認項目

  • Error 1004が消え、正規のHTTPSドメインで表示できる
  • Zone statusが意図した状態である
  • 対象A・AAAA・CNAMEのContentが正式なオリジンと一致する
  • 公開DNSとCloudflare DNS画面の役割を混同していない
  • ルート、www、使用中サブドメインが正常
  • トップ、投稿、固定ページ、カテゴリー、検索、404が正常
  • 管理画面のログイン、保存、プレビューが正常
  • 画像、CSS、JavaScript、REST API、サイトマップが正常
  • HTTPS証明書が対象ホストと一致する
  • 1001、1002、1003、1034、1018、1023へ変化していない
  • メールなどWeb以外のDNSレコードへ影響していない
  • 変更前後の値、Support Case番号、復旧時刻を記録した

Cloudflare Supportへ伝える内容

1004が5分を超えて続き、運営者側の設定確認で解決しない場合は、Cloudflare Supportへ連絡します。「サイトが見られない」だけでなく、再現条件と確認済み事項を簡潔にそろえると調査しやすくなります。

  • 対象ドメイン・完全なURL
  • CloudflareアカウントとZone ID
  • Error 1004の画面とRay ID
  • 初回発生・直近発生の時刻とタイムゾーン
  • Zone status、プラン、Proxy status
  • A・AAAA・CNAMEの現在値と期待値
  • ホスティング会社が確認した正規オリジン
  • 直前に行った変更と担当者
  • 別回線・別端末での再現有無
  • Cloudflareから届いた通知の件名・日時
  • すでに行った是正と、その後の結果

HARにはCookie、認証情報、入力内容など機密情報が含まれる可能性があります。Supportから求められた場合はCloudflare公式の収集手順を使い、機密情報を除去して安全な経路で共有してください。

やってはいけない対処

  • 現在値を保存せずゾーンやDNSレコードを削除する
  • 公開DNSで見えたCloudflare IPをAレコードへ入力する
  • Cloudflare IP一覧から任意の接続先を選ぶ
  • 5分以内に複数のDNS値へ何度も変更する
  • 1004を消すためだけに全レコードをDNS onlyへ変える
  • Zone statusを見ずCloudflareを一時停止する
  • 規約・乱用に関する通知を無視して別アカウントで迂回する
  • Cloudflare側状態をWordPressプラグイン障害と決めつける
  • メールや外部サービス用DNSまでまとめて変更する
  • Ray ID、Zone ID、発生時刻を残さずSupportへ連絡する

よくある質問

5分待てば必ず1004は直りますか?

必ずではありません。Cloudflare公式は、1004が5分を超えて続く場合にSupportへ連絡するよう案内しています。AレコードがCloudflare IPを指す誤設定やCloudflare側の無効化は、待つだけで直るとは限りません。

ネームサーバー変更も5分で終わりますか?

同じ意味ではありません。Cloudflareのセットアップ資料では、レジストラのネームサーバー変更に最大24時間かかる場合があります。Zone statusがActiveか、割当ネームサーバーと一致するかを確認します。

Proxy statusをDNS onlyへ変えれば直りますか?

根本原因がAレコードの誤りやCloudflare側の無効化なら、設計確認なしにDNS onlyへ変える対処は適切ではありません。Cloudflareの防御・キャッシュを外し、オリジンIPを公開する場合もあります。

WordPressの再インストールは必要ですか?

1004の公式原因はホスト構成、DNS、Cloudflare側のプロキシ状態です。WordPress本体を再インストールする前に、Zone status、DNS Content、正規オリジン、通知を確認してください。

まとめ

Cloudflare Error 1004は、対象ホストがWebトラフィックを配信できるよう構成されていないエラーです。DNS変更の未反映、AレコードがCloudflare IPを指す状態、Cloudflare側のプロキシ無効化を分けて確認します。

エラー画面・Ray ID・発生時刻・Zone status・DNS現在値を保存し、正規オリジンと照合してください。正しい設定でも5分を超えて続く場合は、証拠を添えてCloudflare Supportへ連絡します。時間待ちと設定修正、Support対応を混同しないことが安全な復旧につながります。

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