WordPressブログの記事が増えてくると、カテゴリをどう分けるべきか迷います。
思いつきでカテゴリを増やすと、読者がどこを見ればよいか分かりにくくなります。逆にカテゴリが少なすぎると、記事のまとまりが見えず、関連記事へ進みにくくなります。
結論から言うと、カテゴリは「書き手の整理棚」ではなく、「読者が悩み別に記事を探す入口」として設計するのが基本です。
この記事では、WordPressカテゴリを増やしすぎず、読者が迷わないブログ構造を作るための考え方を整理します。
先に結論:カテゴリは少数の入口に絞る
カテゴリは、記事を細かく分類するためのラベルではありません。読者が「今の悩みならここを見ればよさそう」と判断するための入口です。
そのため、1記事のためだけにカテゴリを作るより、複数の記事が集まり、今後も増やす予定があるテーマに絞った方が分かりやすくなります。
カテゴリは増やすほど親切になるわけではありません。読者が迷わない数と名前にすることが大切です。

1. 読者の悩みからカテゴリを決める
カテゴリ設計では、まず記事の種類ではなく読者の悩みを見ます。
たとえば、WordPress運用改善のブログなら、「サイトを作り直したい」「表示が遅い」「安全に更新したい」「検索流入を改善したい」といった悩みが入口になります。
WP再生ラボでは、次のような大きなまとまりに分けると、読者が迷いにくくなります。
| カテゴリ | 読者の悩み | 入る記事の例 |
|---|---|---|
| WordPress再生ロードマップ | 何から直すべきか分からない | ロードマップ、記事整理、カテゴリ設計 |
| サーバー・テーマ・移行 | 環境を見直したい | サーバー選び、移行前チェック、サービス検討 |
| 速度改善・安全対策 | 重い、不安、更新が怖い | 画像最適化、キャッシュ、バックアップ、セキュリティ |
| 計測・SEO改善 | 数字を見て改善したい | Search Console、GA4、内部リンク、AI活用 |
2. 1記事だけのカテゴリを作らない
カテゴリを増やしすぎる原因のひとつは、記事を書くたびに新しい分類を作ることです。
たとえば、「プラグイン」「キャッシュ」「画像圧縮」「バックアップ」を全部カテゴリにすると、読者にとって入口が細かすぎることがあります。最初は「速度改善・安全対策」の中に入れ、記事数が増えてから必要に応じて見直す方が安全です。

3. カテゴリ名は短く、読者の言葉に近づける
カテゴリ名は、運営者だけが分かる言葉にしないことが大切です。
「ナレッジ」「Tips」「その他」のような名前は、書き手には便利でも、読者には中身が伝わりにくい場合があります。カテゴリ名を見ただけで、どんな悩みの記事があるか想像できる方が親切です。
| 避けたい名前 | 見直し例 |
|---|---|
| その他 | 入れる記事が決まるまで作らない |
| 便利メモ | 計測・SEO改善、速度改善など悩み別に分ける |
| ツール | 何のためのツールかで分ける |
| WordPress全般 | ロードマップ、移行、安全対策などに分ける |
4. 記事数が増えたら統合と分割を考える
カテゴリ設計は、最初から完璧に決める必要はありません。記事が増えたら、読者導線を見ながら統合や分割を考えます。
目安として、同じテーマの記事が複数あり、今後も増えるならカテゴリとして独立させる候補になります。逆に、記事数が少なく今後も増えないカテゴリは、別カテゴリへ統合した方が分かりやすくなります。

| 状態 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 1記事だけで増える予定がない | 統合候補 | 入口として弱い |
| 5記事以上あり悩みが明確 | 維持候補 | 読者が探しやすい |
| 中身が広すぎる | 分割候補 | 関連記事を見つけにくい |
| 名前があいまい | 名称変更候補 | 読者に中身が伝わりにくい |
5. カテゴリだけでなく内部リンクも一緒に整える
カテゴリを整えても、記事同士がつながっていなければ読者は次に進みにくくなります。
カテゴリは大きな入口、内部リンクは記事ごとの道案内です。ロードマップ記事から各カテゴリの記事へつなげ、個別記事から関連する実務記事へ戻れるようにすると、読者が迷いにくくなります。
カテゴリを見直すときは、あわせて「この記事を読んだ人が次に読むべき記事は何か」も確認しましょう。具体的な考え方は、WordPress内部リンクの貼り方でも整理しています。
カテゴリ設計で避けたいこと
最後に、WordPressカテゴリでよくある失敗を整理します。
- 記事を書くたびに新カテゴリを作る
- 「その他」に多くの記事を入れる
- カテゴリ名が運営者目線になっている
- 親カテゴリと子カテゴリを複雑にしすぎる
- 古いカテゴリを残したまま新しい設計を始める。既存記事の扱いは古いブログ記事を整理する方法も参考にする
- カテゴリを変えたあと、内部リンクを見直さない
Google検索セントラルのSEOスターターガイドでも、サイトの構造やナビゲーションは、ユーザーと検索エンジンがコンテンツを理解する助けになる考え方として説明されています。基本は、読者が目的の記事へ自然にたどり着けることです。
参考情報として、Google検索セントラルのSEOスターターガイドも確認できます。
まとめ:カテゴリは読者の入口として設計する
WordPressカテゴリは、記事を分類するだけの機能ではありません。読者が悩み別に記事を探し、次の記事へ進むための入口です。
まずは少数のカテゴリに絞り、読者の悩みが分かる名前にしましょう。全体方針はWordPressサイト再生ロードマップに戻し、記事が増えたら、統合、分割、名称変更を見直しながら、内部リンクとセットでブログ構造を整えていくのがおすすめです。